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業務改善ご依頼の目的

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多くの方が「DX・業務改善には経営者のビジョンが必要」というトークを勘違いして捉えている様です。 必要かどうかでいえば、必要です。しかし「ビジョンありき」で考えてしまうと、迷走してしまう。というお話を少し。

どこの高校に入りたいですか?
あなたが、中学3年生だったとしますよね。例えば「どこの高校に入りたいですか?」と質問されると、 あなたはそれに答える為に、「学力」「学費」「場所」「趣味」「学風」などを調べますよね。 つまり、自身の環境をしっかりと把握して、それから入学への明確なビジョンを導きます。

中小企業診断士さんの界隈でよく言われているのが、 「将来どうなりたいですか?ビジョンを明確にしてそれを目指せる改善をやってきましょうよ」というトークです。 ここで「ビジョンを持っている事が前提」という思い込みが発生している事が非常に多いと感じます。 しかし高校選びの例を思い出してください。まずは自身の環境をしっかりと把握し、フワフワとしたビジョンというものに、 肉付けをするステップが必要なんです。
「自身の環境」を把握する
「DX・業務改善」のご依頼があった際に、ラボがまず行うのは「あなたの事を知る」という事です。 会社の状況、業務、従業員さんの喜び、不満、お客様の事など。それを「見える化」と呼んでいます。 ほとんどの経営者さんは、細かい業務や、従業員の声を知りません。 見える化されたものを、ラボでは「地図」と呼んでいます。この地図を見ると、 「どんなビジョンを目指すべきか」を考える指標になります。
地図でビジョンを考える
会社の事を見える化した地図を見て、あなたは「どんなビジョンを目指すべきか」を考えます。 その時地図には、「ここの業務が大変そうだね」「この業務まだしてたの?」「ここは数字が出てないね」 「ここはお客様の事を考えると、こうしては?」という話が出てきます。

この意見の積み重ねが、明確なビジョンを形作っていきます。そして「会社としてはこうしていきたいよね」という ビジョンが見えてきた時には、「改善すべき場所も見えている」という状況になるわけです。

ですので、ラボは導き方が逆なわけです。かたや「明確ではないビジョンから改善を考える」、 かたや「業務状況から改善箇所を把握し、ビジョンを逆算する」これがラボの、改善に迷走しない為の方法です。
「DX・業務改善」のご依頼でお願いしたい事
皆さん良く聞かれる様に、一番調整が大変なのが「従業員の立場・利害」です。 これを打破するには、DX・業務改善によって得る事ができる、 従業員それぞれにとっての「より価値の高い利益」を明確に共有する事が必要です。 ひとりひとりがどの様な恩恵を受ける事が出来るかを明確にするには、 経営者さんや担当者さんが、ひとりひとりの「立場・利害」をしっかりと把握してこそ出来る事で、 それは人間をしっかりと見て、活かすという事にもつながってきます。

ラボでは、従業員の皆さん全員が、豊かな気持ちでストレス無く仕事が出来る環境作りを 支援したいと考えています。

「ただ改善を」という事ではなく、その想いを、ぜひご依頼前に経営者さん、担当者さんに持っていただき、 進めていければと考えています。


 ご相談について
ほとんどのシステム会社は、「都会の企業」向けのサービスになっており、考え方がシステムに寄っています。 地域商店や地域団体、小規模事業者などの場合は、サービス内容も、費用も、考え方も、マッチしない事がほとんどです。 またシステム会社は社員の役割が分かれており、実務経験が乏しく、相談範囲が限られます。

Laboはその「ミスマッチ」を埋める、個人の地域向けWebエンジニアとして活動しています。 「いまある資源・つながり」を活かした「泥臭いIT化」を伴走でサポートしています。