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木築(きづき)
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(最終更新日:
2023年12月15日
)
スマホは「Android・iOS」の2つ。アプリも2種類の開発が必要で、 プッシュ通知は使いたいけど、「コストが見合わない」と断念する方は多いと思います。 そんな方には、PWAがお勧めです。
Webサイトをアプリ化する「PWA」
これまで、アプリ開発は、それなりの資金力を持っていなければ、とても開発・運用が出来ない 敷居の高いものでした。ユーザにダイレクトにリーチできる「プッシュ通知」がいかに魅力的でも、 ほとんどの企業では導入が難しかったのですが、それを解決する手段として登場したのがPWAです。 PWAは、現在のWebサイトを「そのまままるごと」アプリ化出来るのです。
iOS16からプッシュ通知が可能に
登場から数年経過しているPWAですが、実はこれまで、最大のネックがありました。 それは肝心のiOSで「プッシュ通知」が利用できない!という致命的なものでした。 有能な機能でありながら、これまでいまいち浸透してこなかった最大の理由がこれです。 しかし、2023年3月から、iOS16からプッシュ通知が可能になった為、 一気に利用価値の高い仕組みになったのです。
アプリ開発コストの大幅削減
PWAのメリットは非常に多いのですが、最大のメリットはやはり導入コストでしょう。 独自アプリ開発の場合、少なく見積もっても500~2000万規模です。 AndroidとiOSの2つ開発が必要である事も、その要因となっています。 PWA+プッシュ通知は、これの1/10以下での開発が可能です。
アプリ運用コストの大幅削減
PWAのメリットの2番手として挙げられるのは、運用コストです。 Webサイトがそのままアプリになるだけではなく、Webサイトを更新すると 自動的にアプリも更新される為、アプリの運用そのものが不要になります。 Webサイトに追加した機能もそのまま使えます。 もちろん、データを整える作業も、Webサイトだけ行えばOKなのです。
会員データが統一される
PWAのメリットの3番手として挙げられるのは、Webのデータがそのまま使える事です。 つまりECサイトであれば、これまで蓄積された会員データがそのまま共有データとして アプリでも使えますし、購入履歴などを利用した「意味のあるプッシュ通知」を 送る事も容易に行えます。
LINEに頼らない仕組みを
PWAのプッシュ通知に「iOS 16」が対応された事で、PWA対応のWebサイトは利便性は今後急速に伸びてきます。 プッシュ通知を使う為に「公式LINE」を利用していた方も多いと思いますが、今後見直されそうです。
公式LINEのメリット・デメリット
多くの中小企業が利用し、顧客とつながっていると言われる「公式LINE」ですが、 利用する理由は2つ。「簡易的なプッシュ通知が使える事」「LINEの利用率」です。 アプリを作る事が出来ず、独自アプリがインストールされる可能性の事を考えると、 最初から多くの人がインストールしているLINEに乗っかろう。という流れになるのは必然です。 逆を言えば、それ以外のメリットは無く、むしろ「それしか出来ない」とも言えます。 しかし今、Webサイトをアプリ化できるPWAにより、細やかなアプローチや利便性を提供できる という方法が出来ました。
プッシュ通知の多様性
「公式LINE」では「更新したよ」という事を伝える事しか出来ませんでした。 しかしPWAでは、アイコンやタイトル、メッセージの内容まで、無限に変動する事が可能です。 例えば、「出荷しました通知」「入荷しました通知」「あなただけのクーポン」「明日イベントです」 「お電話ください」「仕事が入っています」などなど、業種によって使い方は様々です。 ECサイトが元々持っているデータや、会社にある業務データなどを利用する事で、色々な活用方法が考えられます。
プッシュ通知から得るユーザ解析
プッシュ通知は、送る相手によってURLを変える事が出来ます。つまり、URLの末尾に固有パラメータを付与する事で、 様々な解析や、クリック後のサイト内での見せ方を変動させる事も可能です。 また、ユーザの反応の有無を解析する事で、より届きやすいアプローチを検討できます。
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Laboはその「ミスマッチ」を埋める、個人の地域向けWebエンジニアとして活動しています。 「いまある資源・つながり」を活かした「泥臭いIT化」を伴走でサポートしています。
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